斜め下45度を見た。


2018/2/6

斜め下45度を見た。

東京に住んでて、日光東照宮に行ったことがない人がいる。
 
えむずは絶句するのである。
 
小学校の林間旅行で行ってるはずだ。
 
と言ってみる。
 
しかし、行ってない。という。
 
その人が、栃木にいく旅費さえ用意できないということではない。
 
 
 
そうではないから、なおさら絶句するのだ。
 
そして、なんてかわいそうな人。と思ってしまう。
 
あ、だから、こういう人なんだな。
 
と思ってしまう。
 
周りに行こうと誘ってくれる人はいなかったのかな。
 
と思う。
 
歴史は好きじゃないのかな。
 
自然は好きじゃないのかな。
 
電車は好きじゃないのかな。
 
えむずだったら、周りに止められてでも、一人でも行くだろう。
 
 
 
えむずは、人間誰しも、死ぬときに生まれてきてよかった。
 
と思いながら死んでいかなければならないと思っている。
 
その人は、人生死ぬまでの暇つぶし。
 
と思っている。
 
 
 
 
このギャップを埋めるのが、えむずの本当の仕事かもしれない。
 
人生は、悪いことも含めて、ワクワク、ドキドキしなければいけないんだと
 
思ってる。でも、明確な理由は言えない。実践のみである。
 
多分その人は、動き回るえむずを見てて、自分も死ぬまでに日光東照宮はみとこう。
 
と思ったのだろう。
 
 
 
 
 
ことさら人に影響を与えようとは思ってないが、
 
自分がかわいそう。と思う人は、なんとかしてあげたいと、思う。
 
命令されても、その人は、日光東照宮に行ったりしない。
 
こういう人たちの原動力を作るのはなんと難しいことか。
 
 
 



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