2020/3/22

実験の京セラ

京セラは実験の会社だと思う。
 
 
 
京セラから事業報告書とともに
 
カタログ通販が同封されている。
 
セラミック性の鍋が紹介されていて、
 
ちょうど鍋を探していたので
 
購入することにした。
 
電子レンジでも温められるのが
 
売りだった。
 
早速、鍋を頼んで肉じゃがを作り、
 
翌日電子レンジにかけてみた。
 
肉じゃがが温まってない。
 
京セラに電話してみる。
 
電子レンジで温めてみたんですが、
 
あたたまりません。
 
 
 
確認したいので鍋を送ってくれ
 
という。
 
めんどくさいながらも送る。
 
後日電話がかかってきた。
 
送られた鍋で肉じゃがを作りました。
 
そして温めてみました。
 
あったまりませんでした。
 
なんの悪びれた感じもなく
 
報告してくる。
 
私はちょっとムッとする。
 
別のを送ってください。
 
と頼む。
 
わかりました。
 
そして別の鍋が送られてきた。
 
鍋は色が三種類選べた。
 
ピンク、イエロー、グリーン。
 
私はイエローを選んでいた。
 
なのに、再度送られてきたのは、
 
ピンクだった。
 
私は憤慨して電話する。
 
イエローだったはずだと。
 
京セラさんは悲しそうな感じで
 
もう一度送ります。
 
と言った。
 
私は変な会社。
 
と思った。
 
ところが家のものがピンクでいいではないか。
 
と言い始めた。
 
そこでもう一度電話して
 
ピンクをこのまま使います。
 
といった。
 
いいですか?ありがとうございます!
 
と嬉しそうに言う。
 
けったいな会社や。
 
と思う。
 
それ以来ピンクのセラミック鍋を
 
使っている。
 
もう5年以上使っている。
 
この鍋の特徴は水分が蒸発しやすいことだ。
 
途中で水を足すこともある。
 
所々キズもあるのでそろそろ買い替えたい。
 
しかし、鍋は私が通販で買った時以来
 
一度もカタログに載ってこない。
 
幻の鍋になった。
 
 
京セラは、実験、検証の会社だと思う。