(近江八幡の企業訪問)
今回の近江八幡視察旅行では、企業訪問はないかもしれないな。
と思っていた。
しかし、近江八幡にきてあのメンタームの会社の資料館を訪問することができた。
小さい頃、メンタームのリップはよく使っていた。
何故メンソレータムとメンタームは似てるんだろう。
と不思議に思っていたが、その理由もわかった。
兄弟と言うからには、近江という名字の人が兄弟でやってるのだろう。
と思っていたが兄弟と言うのは、キリスト教から来ていて、
別に血の繋がった兄弟がやってたわけではない。
近江と言うのは名字ではなく、地名から由来していることも初めて知った。
(創業者)
トータルスキンケア製品を販売している近江兄弟社の敷地内に
資料館があり、興味深くパネルを観た。
そしてウイリアム・メレル・ヴォーリズという方を知った。
ここでは、メレルさんと言わせていただく。
メレルさんは、志を高くして近江八幡で英語を教えるため来日した。
しかし、あまりにも熱心に伝道したので、高校教師はやめ、
建築家として再出発。たくさんの建築を設計した。
近江八幡市内にもいくつかの建物が残り、大切に管理されている。
それから、熱心なクリスチャンだった創業者ハイド氏のメンソレータム社
の独占販売をした。1930年ごろからは製造もしていた。
事業を成功させ、近江八幡市内に病院や学校をつくるなど、
多岐にわたる社会貢献事業を展開したとのこと。
かっこいい!
かっこいい!!
かっこいい!!!
その時は、詳しいことはわからなかったのだが、
近江兄弟社と、キリスト教は深いつながりがあるらしいことがわかった。
(湖畔の声)
資料館の中に、社内報みたいな冊子があったので、持って帰ってきた。
東京で2ヶ月分読ませていただく。
これはなんというか、正直言ってキリスト教の精神であふれた冊子だった。
キリスト教のことを全く知らない人が読んだら、
読みづらいのでは?と思うような、聖書の言葉であふれ、
ヴォーリズの精神を常に確認する冊子であった。
特に関西学院大学名誉教授の田淵 結さんのコーナーが
興味深かった。
近江兄弟社創立記念式での講演を紙面上にしたものである。