2019/5/27

近江兄弟社1

(近江八幡の企業訪問)


今回の近江八幡視察旅行では、企業訪問はないかもしれないな。

と思っていた。

しかし、近江八幡にきてあのメンタームの会社の資料館を訪問することができた。

小さい頃、メンタームのリップはよく使っていた。

何故メンソレータムとメンタームは似てるんだろう。

と不思議に思っていたが、その理由もわかった。

兄弟と言うからには、近江という名字の人が兄弟でやってるのだろう。

と思っていたが兄弟と言うのは、キリスト教から来ていて、

別に血の繋がった兄弟がやってたわけではない。

近江と言うのは名字ではなく、地名から由来していることも初めて知った。


(創業者)

トータルスキンケア製品を販売している近江兄弟社の敷地内に

資料館があり、興味深くパネルを観た。

そしてウイリアム・メレル・ヴォーリズという方を知った。

ここでは、メレルさんと言わせていただく。

メレルさんは、志を高くして近江八幡で英語を教えるため来日した。

しかし、あまりにも熱心に伝道したので、高校教師はやめ、

建築家として再出発。たくさんの建築を設計した。

近江八幡市内にもいくつかの建物が残り、大切に管理されている。

それから、熱心なクリスチャンだった創業者ハイド氏のメンソレータム社

の独占販売をした。1930年ごろからは製造もしていた。

事業を成功させ、近江八幡市内に病院や学校をつくるなど、

多岐にわたる社会貢献事業を展開したとのこと。

かっこいい!

かっこいい!!

かっこいい!!!

その時は、詳しいことはわからなかったのだが、

近江兄弟社と、キリスト教は深いつながりがあるらしいことがわかった。


(湖畔の声)

資料館の中に、社内報みたいな冊子があったので、持って帰ってきた。

東京で2ヶ月分読ませていただく。

これはなんというか、正直言ってキリスト教の精神であふれた冊子だった。

キリスト教のことを全く知らない人が読んだら、

読みづらいのでは?と思うような、聖書の言葉であふれ、

ヴォーリズの精神を常に確認する冊子であった。

特に関西学院大学名誉教授の田淵 結さんのコーナーが

興味深かった。

近江兄弟社創立記念式での講演を紙面上にしたものである。