2019/5/24
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パクウイさん |
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(インドネシアと日本の創作の違い) FBBで、インドネシアと日本の作品はだいぶ違う。 インドネシアはまだ発掘が十分されてない。 FBB向けて無理やり作った感じ。訓練を受けた感じ。 日本のはインスピレーションで作られている。 インドネシアは日常のささやかな作品を見つけられていない。 家族があまり意識していない。 集めたり、保管したりしてない。 紙に何か描いてても芸術作品という意識がない。 パクウイさんの作品を飾った時、 なんでキャンパスの作品はないのかと聞かれた。 油絵などあるべき姿があって、それを芸術作品と思っている。 まだキャンバスに色を塗る。というのが作品だと思っている。 色々な材料から作る というのがなされてない。 展示までいかないのは、それが展示すべき作品と思ってないから。 (パクウイさんの作品) パクウイさんは、自分の感じたこと、聞いたことを作品に表している。 妹のウェニンさんは、特別な存在。 作品の中にもウェニンの名前がよく出てくる。 インドネシアでは、人との関係が近い。常に関係性がある。 パクウイに近所の人がワンヤクリット(インドネシアの影絵)の 話をした。パクウイは、ワンヤクリットをモチーフにした絵を描いた。 子供たちがやってきて、宿題に絵を描いてくれ。 と言ってくるときもある。 家の壁に絵を描いて。と頼まれた事もある。 周辺の人たちに受け入れられている。 日本だと展示会知ってもらう感じだが、 インドネシアでは隣近所がまず いいね。という。 (色々なものに描く) 2006年地震時 家が壊れた後の木材に絵を描いた。 瓦にも描いた。 600枚も描いたので場所を取るので保管ができない。 誰でも自由に持っていてもらった。 今どこにあるかわからない。 (パクウイさんの変化) 20年前、人と一緒に座ることができなかった。 絵を描くようになって、人といられるようになった。 前は大食家だったが、今は一緒にいる人と分け合えるようになった。 インタビューの間、 三人の後ろの家の壁面におそらくパクウイさんが描いたと 思われる大きな人々の絵が描かれていた。 また、最後にパクウィさんが絵を描いてるところを中継した。 それからパクウイさんのアトリエも映し出され、 3万点の絵がぎっしりとあった。 ジョグジャカルタに行けば、パクウイさんのアトリエを 見せてもらえるのだという。 コーディネーターの方が「必ずつなぎます。」 と太鼓判を押してくれた。 私は、インドネシアのジャカルタさえ行ったことがないのに、 ジョグジャカルタに絶対行きたい。 と思うのだった。 |
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