おととし、立教女学院短期大学を閉校する。
という手紙を学校からいただいた。
私は、非常に危機感を覚えた。
私が卒業した立教女学院中学校、高校まで
なくなったらどうしよう!
そこで、今の女学院を知るべく
昨年初めて同窓会総会に参加した。
私の同期は1人も来てなかったが、
校歌に涙し、聖歌に涙し、何十年ぶりかに
恩師に再会して涙した。
あの涙の1日から、あっというまに1年が経った。
今年も少しドキドキしながら母校へ出かける。
毎年4月29日と決まっている。
なぜGW真っ最中に決まってるのだろうと不思議だ。
今まで短大の卒業生の同窓会費が入ってたが、それがなくなる。
小学校の校長だったか、中学、高校の校長だったか、
積立金を崩してどうのこうの。
と言っていた。
大丈夫だろうか。
この学校は大丈夫だろうか。
と心配なのに、東北3県の奨学金に寄付するという。
そういうところが、この学校のいいところで、
私も見習いたいところだ。
そのためにバザー品を買ってくれ。とか、募金してくれ。
とかそういう宣伝が多々あった。
最後の祈りの時も、今日ここに来れなかった友人を
覚えて祈りましょう。
とか言っている。
招待学年でない限り、
(卒業30年の学年と60年の学年の人は招待される)
GWは家族や恋人と過ごすものだ。
だから、なんで4/29なんだろう。と思うのだ。
一人で来てるので、1人でいる人を探した。
白髪の老婦人の方のとなりに座らせていただいた。
色々話していて、
女学院の教えは、人の上に立ってはいけない。
人に教えたりしてはいけない。
ということだと思います。と言ったら、
老婦人が絶句している。
その方は小学生の頃から先生になりたくて、
なりたくて
英語の先生になった方だった。
悪いこと言ったな。と少し反省した。
教職員スペースに座ってなかったし、
その方に教わった記憶がなかった。
教職員でも卒業生は、教職員スペースには
座らないものだ。と教えてくださった。
一人で参加するのは、少々おっくうだが、
今年も新しい出会いがあって、
神様に感謝してます。
私は自分の会社を無くしたくない以上に
女学院をなくしたくない。
なくなって欲しくない。
そのためにできることはなんでもしたい。
同窓会総会に出席することはその一つだと思う。